サッカー好きですか?

テレビでJリーグの試合や日本代表の試合を観てサッカーの面白さに気づき、「やっぱり生でサッカー観たいなぁ」と思って、今日この桃太郎スタジアムに来た人は手をあげて!(は〜い!)
そうですね。やっぱりサッカーって、テレビで観るより生で観る方が臨場感もあって興奮も違いますよね。
でも、ここでちょっと考えてみてください。
単純に、自分の住んでいるところから近い場所でJリーグの試合が観たいってことならば、神戸や大阪や広島のJリーグチームにお願いして桃スタに来てもらい、そこでナビスコカップや天皇杯の試合を開催してもらえば良いことですよね。
野球もそういうのありますよね。マスカットスタジアムで阪神対楽天の試合が開催されたりとか。
しかし、それで本当に私たちはスポーツ観戦を楽しめるでしょうか。
確かにレベルの高いプレーもあって、試合も面白かったけれど、いまいちなんかこう興奮しないよなーっていう感じしませんか?
だって、それね。どこかの街の誰かのクラブだからじゃないでしょうか。
ファジアーノは岡山のクラブです。
私たちが生まれた街。育った街。
学び、働き、友達とともに過ごし、恋をして結婚し、子どもをつくり、家族をつくり、老い、笑って泣いて、様々な出来事を経験し、思い出のたくさん詰まった、僕等の街「晴れの国・岡山」。
そういう街で活躍するクラブが、ファジアーノ岡山FCなのです。
今日、初めてファジアーノの試合を観に来てくださったみなさんは、いつもテレビでサッカーの試合を観てるときとは、違った感情が湧くかもしれません。
これからあなたの目の前で戦う選手たちは、テレビで観る遠い存在の選手たちではなく、僕等が住む街「岡山」の名を背負って戦う選手たちだからです。
試合中、ピンチの場面やチャンスの場面になったら「オカヤマ、ガンバレ!」と叫んでください。心の中で叫ぶだけでもいいです。
そうすれば、ファジアーノというクラブが自分にとってどういう存在なのか、頭の中に豆電球が点くかもしれません。
そうか!これはワシらの街のクラブなんじゃな!こりゃ〜応援せにゃおえんぞ!って(笑)。
このクラブは、今までテレビの中に映っていたどこかの街のクラブではなくて、岡山のクラブです。
遠いところにいる誰かのクラブではなくて、僕等のクラブです。
このクラブを運営するのは、「株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ」という会社ですが、その会社だけの持ち物ではありません。ファジアーノは、岡山という街の公共財です。岡山みんなのものなんです。
だから、岡山みんなで応援して、岡山みんなで支えていかなければなりません。運営会社の人に頑張ってもらって早くJリーグに行ってほしいなんて言ってると、誰かのクラブになってしまいます。
誰がファジアーノをJに導くのか?
それは、このクラブの持ち主である私たちです。私たちが、このクラブをJリーグに押し上げるのです。
まずは今日、家に帰ったら、家族や知人に「ファジアーノってサッカーチームの試合見に行ったよ」と言ってみて下さい。そして、試合の面白かったこと、楽しかったこと、感動したことを伝えてください。
そうやって、岡山みんなの力がつながっていけば、きっとJリーグに行けると僕は思います。

2007年4月14日 21:03 » ブログ