結ばれし友よ!!PV解説
このPVが再生回数1000回を超えると、JFLに昇格できるという噂がまことしやかに囁かれているので、私も微力ながら協力させていただこうと思います。
このPVの解説です。
冒頭は、試合開始前のわくわく感がぱらぱら出てきます。
桃スタまでの道や、ダンマクのセッティング、選手入場、メインスタンドの様子などなど。
「♪転がって苦い土も噛んだ」の部分は、昨年の第2節でセントラル中国に0-5で大敗したときのサポーターの様子です。
よくもまあこんな写真が残ってたな、というぐらいに、何とも言えないサポーターたちの表情が映っています。
ちなみにその前節は、ファジアーノ史上はじめての桃スタゲームが開催された試合で、中国リーグでは快挙と言われた5000人近くのお客さんが試合を見に来てくれたという伏線があったんです。そんなことで、今年のファジアーノはイケる!みたいな空気があったんですが、次の第2節でセントラルに0-5で大敗するわけです。
その年は、中国リーグ1位のクラブだけしか地域決勝に行けないことになっていて、「今年のリーグはひとつでも試合を落としたらヤバい」と言われていたんです。
それがまさかの0-5というスコアだったんで、サポ同士の間では「まだ終わったわけじゃない」と言うのがやっとでした。
「ファジアーノは負けて強くなってきたチーム」と言ったサポがいましたが、この時のセントラル戦があったからこそ、ファジアーノは「絶対にあきらめない」という哲学を持って、今日までこれたのだと思います。
次に、「♪オーオオー、ファジアーノ」からのサビ部分は、桃スタ9,252人や去年の桃スタナイターなどの写真です。
9,252人の試合は、記憶に新しい方もいると思います。
古参のサポの中には、桃スタに9,252人も入ったとき、「ようやくここまで来れた」ということで感極まって涙を流した人もいました。
「感じるままに全てのタッチをゴールへと結べ」の部分からは、スタジアムではないグラウンドで試合をしていた頃の写真や、アウェイの様子です。
ファジアーノと言えば「桃スタ」みたいな印象がありますが、ファジアーノには、原っぱみたいな場所で試合をしていた時代がありました。
スタンドなし。ダンマクを架けるところもなし。
お客さんもまばら。サポーターもわずか。
選手が着替える更衣室もなくて、ピッチの脇で着替えをしていました。
あるのは、無邪気な夢だけでした。
終盤の「よっしゃ、全国をいわしあげ」というダンマクは去年の最終戦で地域決勝進出を決めたところです。(本当は、いわしあげたれと書かれています)
このあたりからは、昨年の地域決勝の写真が連なっていきます。
とてもとても寒かった記憶があります。
写真に映っているサポーターたちはみんなものすごく厚着をしているんですが、それでもぴゅーぴゅー風が吹いて寒かったです。
累積警告で出場できない主将・藤井一昌に変わってキャプテンマークをまいたのは、伊藤でした。
「♪輝くその翼で受け止めて」のところで、一昌が伊藤に声をかけてピッチに送り出す写真があります。
最後のTDK戦では、PK戦にまで試合がもつれました。PK戦に勝てばJFLチームとの入替戦に出場できるチャンスがありました。
最後のキッカーは主将・伊藤でした。
伊藤はPKを外し、泣いてピッチに倒れ込みました。それを気遣って、ベンチまで肩を抱いて連れて行ったのが藤井一昌でした。
映像の最後の方に、旗が3本はためている写真があります。
ひとつはフェアプレーフラッグ。
もうひとつは日本サッカー協会の八咫烏です。
そして3つ目のフラッグは、JFLのフラッグ。(注)
ファジアーノがJFLに昇格すれば、このフラッグを桃スタに掲げることができるのです。
(注)ごめんなさい。間違えました。3つ目のフラッグはJFLのフラッグではなく、全国社会人サッカー連盟のフラッグだそうです。