全国地域リーグ決勝大会・出場決定！
公式入場者数、9,252人。
この数字はJ1やJ2のクラブではなく、いわゆる４部リーグである地域リーグクラブの入場者数です。
ファジアーノが生まれたとき、最初の観戦者数は３人でした。
それから数年が経ち、今回のゲームでは1万人という大きな目標があえて掲げられました。
そして、結果は9,252人。
メインスタンドにおられた方は、バックスタンドに密集する10番ゲーターの圧力を感じられたと思います。
バックスタンドにおられた方は、メインスタンドを埋め尽くさんとする人々の光景を見られたと思います。
サポーターが始めた岡山駅から桃スタまでのゴミ拾い行進は、最初の頃はごく少数のコアサポだけだったのが、今回は52人の人が集まったそうです。
10番ゲートからファジアーノコールが起こるたびに、メインスタンドに沸き起こる手拍子。
シュートが放たれるたびに、怒号のように湧く観客席。
これがファジアーノです。
オカヤマの力です。
岡山は否定的な県民性だから、と言った人がいました。
岡山ではパイが小さすぎる、と言った人もいました。
「谷間の地域」という表現や、「何をやっても中途半端」という表現もありました。
あきらめからは何も生まれません。
オカヤマの力を信じればどうなるのか、今日のゲームを観戦された方は臨場感として感じられたと思います。
今回の試合で、ファジアーノは2007リーグ戦の２位以上が確定し、全国地域リーグ決勝大会への進出が決定しました。
これは、ちっともゴールなんかじゃありません。
去年と同じ場所に再び立っただけです。
あなたは、ファジアーノに対して何かやりのこしたことはありませんか？
もしも、もしもファジアーノが再びJFL昇格を逃すようなことがあったとして、もっと選手に声が届くところから声援を送っていればよかったと悔やむようだとしたら、あなたが何をすべきかもう決まっています。
ファジアーノがJFL昇格を決めるその瞬間、今日よりももっと大きな感動を味わって、いつまでのそのことを後世に語り継ぎたいなら、これもあなたが何をすべきかもう決まっています。
全国地域リーグ決勝大会の地（予選ラウンドは松本市、刈谷市、広島市、決勝ラウンドは熊谷市）までの旅費を貯め、職場に休暇届を出すことです。
