観客の声で選手のプレーは変わるのか?

昨年はファジアーノの選手として活躍されてきた梁圭史コーチがこんなことを言っていました。
桃太郎スタジアムのようにたくさんの歓声が上がる場所でプレーしていると、ピッチで選手同士で声を掛け合うときに、声がかき消されて困らないかと聞いたら、そんなことはないと彼は答えました。
「確かに選手同士の声が聞こえないことはある。だけどそういう中で、目と目の合図だけでイメージを共有し、そのプレーが決まったときの快感はたまらない。」
「練習の時よりも大きな声を出して、それでも歓声で声がかき消されるような状況の中でサッカーをするのがいいんですよ。」と彼は言いました。
観客の歓声によってアドレナリンが分泌される、ということなのでしょうか。
いずれにしても、スタンドからの声は確かに選手たちの力になっているようです。
集中しているときは、観客の声など聴こえないでしょう。だけど、いつもの練習とは違う空気を選手たちも感じているはずです。
私たちサポーターがスタジアムで開催されるサッカーをいつも楽しみにしているように、選手たちもまたスタジアムの臨場感を楽しんでいるのかもしれませんね。

2007年6月16日 22:02 » ブログ