ついに実現した岡山ダービー!

14725172_233220353.jpg
ファジアーノは生まれてまだ間もないクラブですが、それでも歴史的な出来事がたくさんありました。
中国リーグ昇格、全国地域リーグ決勝大会初出場、桃太郎スタジアム初ゲーム、全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンド進出、クラブ株式会社化、準加盟承認、JFL昇格……。
そして今回、ファジアーノの歴史に新しい1ページが刻まれました。
いや、ファジアーノの歴史にだけではなく、岡山の歴史にです。
岡山ダービー実現。
岡山県の2つのクラブが、日本サッカーのアマチュア最高峰のリーグでついに戦うときが来たのです。
おそらく水島は、ファジアーノがJFLに上がってくることを待っていたことでしょうし、ファジアーノもJFLに上がってこのときを迎えることを目指してきました。
今回のマッチデープログラムを作るとき、どういう内容にするかとても悩みました。
ふたつのクラブが歩んできた岡山サッカーの歴史を振り返ると、ダービーにありがちな「敵対関係」という構図とは違ったし、また「岡山を支える仲間」という構図だけで表現することも困難を極めました。
それぞれのクラブはお互いを意識しあってきました。
ファジアーノがまだ中国リーグにいるときから、ファジアーノの試合が終わった後、サポーターらが次に気にするのは水島が勝ったかどうかでした。
ファジアーノが全国地域リーグ決勝大会に参戦するときには、水島のサポーターに「念を送るから」と言ってもらったこともあります。
ライバルだけど敵ではない。
仲間だけど馴れ合いじゃない。
そんな複雑な関係です。
みなさんの中にも、今回どちらのクラブを応援すればいいのか悩んだ方もおられたことでしょう。
長い間岡山最強チームとして君臨してきた水島の意地。
その水島を倒さなければ自らの夢を叶えることができないファジアーノ。
そしていま、それぞれのプライドを賭けて、本当の真剣勝負が実現しました。
どちらも負ける訳にはいきません。
どちらも負けられない理由を背負っているからです。
これから先、ふたつのチームのカテゴリーが異なることになれば、「岡山ダービー」はこれが最初で最後になるかもしれません。
だからこそ、今回ゲームを観戦された6,187人の方には、この歴史的な1日の出来事を胸に刻み付けてほしいと思います。
そうやって、あなたの胸に刻まれた歴史が、この街の「文化」となっていくはずです。
三菱自動車水島FC戦のマッチデープログラムはこちら
14725172_1233291683.jpg
14725172_3593441195.jpg
14725172_1293122858.jpg

2008年5月4日 08:41 » ニュース