どうせ→どうせなら

あのね、毎試合ごとにたったひとつでいいから、「今日はこれをしよう」っていう目標をたててみよう。
例えば、今回は岡山コールするときに絶対に間違えずに6回言おうとか、今回は率先してゴミ拾いしてみようとか、今回は新しいサポーターの人にダンマクのたたみ方教えてあげようとか、そういうのたったひとつでいいから目標決めて実践してみてください。
ボランティアの人も、今日はいつもより笑顔10%増で対応してみようとか、今日はこのグッズを中心に売り込んでみようとか、そういうのってあると思うんです。
これをしたらどうなるかって言うとね、ファジアーノは確実に前進していくようになるんです。
今日もいつもと同じように跳んで跳ねて面白かったなとか、今日もいつもの仲間と騒げて楽しかったなっていうのは、もうナシね。
「いつもとおんなじ」じゃ何にも変わらないんです。
とにかく、「前回と違うこと」をしてみたらどうかなと思うんです。
もしも選手や監督が、「今日もいつもと同じように勝てて、特に課題らしい課題はありませんでした」なんて言ったらどう思う?
課題のないゲームなんてあるわけねーだろー!って思うでしょ。
じゃあやっぱりサポーターにだって課題のないゲームなんてないわけですよ。
今日はお客さんがいっぱい来た事でゴミが多かったなとか、新しいサポーターは増えたけどうまく馴染めない人も大勢いるなとかそういう課題ってあるでしょ。
でもそういうのって誰かがなんとかするだろうって思いがちですよね。
自分はそういうのなんとかする立場じゃなくて、もっと自分よりファジアーノに詳しい先輩サポが考えてくれるだろうとか思う人もいるかもしれません。
例えば得点が入らなかった試合があって、中盤の選手が「今日無得点で終わったのはFWがきちんと仕事をしてなかったからだ」なんて言ったら、そーじゃねーだろーお前だってチームの一員だろって思うでしょ。
チームの課題は選手ひとりひとりの課題でもあるって思うじゃないですか。
そしたらやっぱサポーターの方だって、サポーター全体(っていうかクラブ全体)の問題はそれぞれ個人の問題でもあるわけですよ。
じゃあどうする?って考えてみるわけですけど、こういうとき大きなスケールで考えがちで、自分なんかにこのクラブのどうこうを左右できる力なんてないって思って思考停止になりますよね。
そういう風に考えると確かに思考停止になってしまうんですよ。
こういうのってアイデアの話じゃないと思うんです。
すげー妙案がどっかにあるはずで、それさえ思いつけばあらゆる課題が解決して、お客さんも3000人以上どかどか来るなんてそんなことあるわけない。
もっと小さなことでいいんです。
とにかく、「前回と違うこと」に毎回チャレンジしてみませんか。
選手は毎回自分の課題にチャレンジしていってるわけですよ。
レギュラーポジションを取るのが目標のヤツとか、今回は無失点でいくぞってやつとか、前回はゴールを決められなかってくやしいとかそういうのあるじゃないですか。
だったらサポーターだって、それぞれ個人で目標決めて自分に出来ることにチャレンジしていかないと。
そうでなかったら、「クラブとともに歩いていく」なんてなんのこっちゃわからんですよ。
あのね、本当に小さなことでいいんです。
それもたったひとつでいいんです。
とにかく、「前回と違うこと」をしてみよう。
そしたら、確実にこのクラブは前進していくから。
「どうせ」って言うのは簡単ですよ。
そんなことが何になるの?って言う人もいますよ。
「どうせなら」って言ってみよう。
どうせなら、知らない人ひとりだけでいいんで声をかけてみよう。
どうせなら、いつもよりちょっとだけ大きな声で応援してみよう。
どうせなら、いつもより100円だけ多めに募金してみよう。
誰かが連れて行ってくれたJリーグなんて面白くとも何ともないぜ。

2008年4月18日 22:48 » ブログ