グルージャ盛岡戦
・ファジアーノ岡山FC: 勝利!! グルージャ盛岡戦詳細!!
・全国地域リーグ決勝大会 2007
・試合情報 | 1種(一般・大学) | 国内サッカー | JFA
厳しい試合でした。
地域決勝の空気感というものがどういうものなのか、今年初めて現場で応援された方は、身をもって感じられたと思います。
試合内容についてはよく覚えてないので、現地に行かれた方のブログやmixi日記などの観戦レポートをご覧下さい。
私個人の感想としては、とにかく1秒1秒が必死でした。
選手たちが、「けがをしても構わない」という意気込みでやるのなら、サポーターも声が枯れるまで応援するべきだと思いました。
一昨年、地域決勝の舞台ではまったく無名だったファジアーノ岡山は、優勝候補だったロッソ熊本相手に開始早々ゴールを奪いました。同グループだったグルージャ盛岡戦でも、先制点を上げたのはファジアーノでした。
翌年の地域決勝では、優勝候補のバンディオンセ神戸を破り、決勝ラウンド進出を決めたのはファジアーノ岡山でした。決勝ラウンドでは、同じく優勝候補だったV・ファーレン長崎に勝利しました。
誤解しないで下さい。
これは、ファジアーノが強いということを意味するのではありません。
地域決勝という場では、下馬評など関係ない。何が起こるかわからないということです。
今年のファジアーノは逆の立場、優勝候補と言われる方の立場にいます。
99%大丈夫と思っていても、残りの1%の作用で、JFL昇格という夢が手のひらから滑り落ちていくということを私たちは知っています。
グルージャ盛岡戦の次に行われた、ニューウェーブ北九州対矢崎バレンテをスタンドで観戦しました。
後半45分までは、今大会優勝候補のニューウェーブ北九州が2-1でリードしていました。
勝負あったと思い、私たちは帰り支度を始めたのですが、後半ロスタイム、ほぼ最後のワンプレーで、矢崎バレンテの打ったボールがニューウェーブのゴールに吸い込まれていき引き分け、勝敗はPK戦となりました。
結果的にニューウェーブはPK戦に勝ち、勝点2を得ましたが(地域決勝ではPK勝ちが勝点2、PK負けが勝点1を得ます)、90分勝ちの勝点3を得られなかったこの差が後々に響いてくる可能性があるのも地域決勝です。
この大会では、何が起こるか分からないのです。
昨年の地域決勝で、V・ファーレン長崎に勝ってうかれているサポーターに向かって、伊藤は「切り替えましょう」と言いました。
負けて悔しがっているとき「切り替えよう」と言うことはよくありますが、勝って「切り替えよう」という言葉を聞いたのはあれが初めてでした。
グルージャ盛岡には勝ちましたが、これでJFLに行けるわけではありません。
次のホンダロック戦に勝てると決まったわけでもありません。
次のホンダロック戦では、みなさんからのさらなる応援、岡山からの念をどうぞよろしくお願いいたします。