地域リーグ決勝大会組み合わせ決定


第31回全国地域リーグ決勝大会の組み合わせが決まりました。
ファジアーノ岡山FCオフィシャルサイトによる大会組み合わせ発表
日本サッカー協会による大会スケジュール・結果
予選ラウンド1試合目の相手は、東北の雄と言われるグルージャ盛岡。
一昨年の地域決勝で戦った相手です。
ファジアーノが入ったグループでは、ロッソ熊本がすでに2勝し決勝ラウンド進出が決定している状況。残されたファジアーノとグルージャにとっては、もはやお互い勝っても負けても予選敗退が決まっている消化試合でした。
しかし、なんとか地域決勝の舞台で1勝をとるために全力で戦いましたが、残念ながら2戦全敗という記録でファジアーノはこの大会を終えることになりました。
全国地域リーグ決勝大会というものの厳しさを味わったシーズンでもありました。
2戦目は昨年までJFLに所属し、レベルの高い九州リーグを今季2位で終えたホンダロック。
シーズン総得点76という攻撃力が脅威です。
JFLを知っているチームです。JFLと地域リーグではレベルがまったく違います。
1年でJFLに復帰するために彼らは、JFLでは常識の当たりの強さと速いパスワークで攻めてくるでしょう。
中国リーグでは全勝優勝のファジアーノでも、地域決勝ではその肩書きがまったく白紙になると考えてください。地域決勝はそういう真剣勝負の場所なのです。
地域決勝での勝った負けたは、チームにとっての勝敗だけではありません。
今年ファジアーノがこの大会を落としたら、運営面でもJリーグへの道は非常に難しいものになるでしょう。それは他のJを目指すチームでもそうです。
全てのチームがそれぞれに多くの問題を抱えながら、「JFL絶対昇格」を目標に1年間やってきたのです。ファジアーノだけが特別なのではありません。
昨年3位になったファジアーノは、すべてのチームから完全にマークされるでしょう。
Jを目指す他のチームは、「ここさえ決めれば有利になる」と挑んでくるでしょうし、消化試合のようなケースがあったとしても「準加盟のチ−ムに一泡ふかせてやろう」という気持ちで相手は向かってきます。
すべてのチームが、ファジアーノに対して死にものぐるいでやってくると考えていいでしょう。
はっきり言って、ファジアーノは相手を「向かえ打つ」ことの出来るほど余裕のあるチームではありません。
「守れば負ける」と私は思います。
昨年あと一歩のところまで行ったのだから、今年は行けるだろうという街の声をときどき耳にしますが、その考えはまったく間違いだと私は思います。
あえて言いますが、昨年3位の肩書きの上にあぐらを書いていたら、絶対に負けます。
サポーターズソング「結ばれし友よ!!」の一節に「挑戦者の誇りと勇気を身にまとい」という歌詞があります。
我々は常に挑戦者なのです。
ファジアーノは他のチームと同じように、挑戦者として死にものぐるいでやらなければこの地域決勝という舞台を突破することはできないでしょう。
そのためにサポーターができることは、選手と一緒になって、挑戦者として死にものぐるいで応援することだと思います。

2007年10月30日 10:37 » ブログ